【第2回 ゴルフKYT】名門の牙城。片山津GC白山コース17番に潜む「風の騙し絵」
現場の皆さん、ご安全に!現場監督のてつです。
前回からスタートした新プロジェクト「ゴルフ脳を鍛える!KYT(危険予知トレーニング)」。第1回の芦原ゴルフクラブ海コース18番では、皆さんそれぞれの「安全施工図面(Plan)」を描いていただけたでしょうか?(前回の現場へのコメント、引き続きお待ちしています!)
さて、前回の強烈な海風の余韻が残る中、本日は**「第2回 監査物件」の視察現場へ皆さんをお連れします。 前回の芦原が「圧倒的なスケールで迫る罠」だとしたら、今回の現場は「美しさの中に隠された見えない罠(騙し絵)」**です。
本日の現場は、**片山津ゴルフ倶楽部 白山コース 17番ホール(ショート)**です。
一見すると、美しい池とバンカーが配置された景観の素晴らしいホール。しかし、ここは多くのゴルファーのメンタルを削り取ってきた「殺意の高い要塞」です。この現場に潜む危険因子と、確実な安全対策を共有します。
片山津ゴルフ倶楽部 白山コース No.17 PAR3

🚨 危険の特定(現場に潜む3つの罠)
このホールで重大事故を引き起こす原因は、目に見えるハザードだけではありません。真の恐怖は**「見えない壁」と「設計者の悪意」**にあります。
1. 視覚の暴力:逃げ場のないグリーン周り
- 左側の脅威: グリーン左端まで迫り来る巨大な池。
- 右側の恐怖: 深く口を開けたガードバンカー。
- 背後のトラップ: グリーン奥は砲台になっており、そこにも細いバンカーが。さらにその奥は即OBゾーン。手前がダメなら奥、という甘い逃げ道は一切用意されていません。
2. 最大の罠:ティグラウンドの「風の騙し絵」
ここが最も事故が多発するポイントです。ティグラウンドは密集した林に囲まれているため、プレイヤーが打席で感じる風と、上空・グリーン周りの風が全く異なります。
- 湿った重い海風が吹く日は、ボールが上空で見えない壁にぶつかったように押し戻されます。
- 冬の北西風が吹く際は、強烈な右からの風がボールを左の池へと誘い込みます。
- さらに厄介なのが、グリーンに向かって林が抜けている場所(特に松林の木の低いところ)が**「風の抜け道」**となり、突風の通り道になっていることです。ティグラウンドの無風に騙されると、確実に水没します。
3. 競技仕様の極悪ピンポジション
試合になると、ピンは決まって「左端(池寄り)」に切られます。 池を避けて安全なグリーンセンターを狙うのがセオリーですが、センターにオンしたとしても、そこからピンに向かって**「右から左への強烈な下り傾斜」**が待っています。安全策をとったはずなのに、スリーパットの危険性が跳ね上がる設計です。
✅ 安全対策(指差し呼称で確認!)
これらの危険を回避し、無事にこの工区を完了(ホールアウト)するための絶対ルールです。
- 対策1:風の抜け道を確認!ヨシ! ティグラウンドの風は信用しない。上空の雲の動き、そして「松林の低い場所(風の通り道)」の葉の揺れを必ず目視確認する。
- 対策2:番手は「海風の重さ」で選ぶ!ヨシ! 物理的な距離ではなく、重い海風に打ち勝つ「厚い当たり」が出る番手を選択する。冬の北西風の時は、**「右のOBゾーンを向いて打ち出す」**勇気を持つこと。風と喧嘩せず、風に乗せてセンターへ運ぶ施工計画を立てる。
- 対策3:センター狙いと「パットの苦難」の許容!ヨシ! ピンがどこにあろうと、狙いは絶対にグリーンセンター。そして、オンした後の難解な下りパットは「このホールの仕様」として受け入れる。**「パーは奇跡、ボギーで御の字」**という心の安全マージンを確保し、欲を出さない。
👷♂️ 今週のKYスローガン
「ティの無風は罠と思え!抜け道の風を読み、OB向いてセンター着弾!ご安全に!」
美しい景色の中に隠された牙。片山津・白山17番に挑む際は、ぜひこの安全基準を思い出してください。前回の芦原と同じく、この現場に対する皆さんの「独自の安全施工図面」も、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
片山津ゴルフ倶楽部が気になった方は、ぜひ楽天GORAから視察予約をしてみてください。白山コース、加賀コースはメンバーの同伴がないとラウンドできませんが、日本海コースも素晴らしいコースなので是非!(※名門の風の洗礼、ぜひ味わってきてください!) https://gora.golf.rakuten.co.jp/
それでは皆様、次のラウンドもご安全に!
