お問い合わせはこちら☞
【連載】再起の記録

【連載:再起の記録②】てつ、ついにゴルフ会員権を買う。〜「選手」と呼ばれた男の、無惨な終焉〜

tetsunogolf

エピソード1. 清水の舞台と、可愛いフロントのお姉さん

仕事の環境変化に伴い、平日のゴルフが難しくなった私。 「土日しか行けないなら、いっそどこかのゴルフクラブの会員になった方がコスパがいいのでは?」 そう思い立ち、ゴルフ会員権の購入を検討し始めました。

色々と好きなコースはありましたが、最終的に選んだのは家から一番近い「越前武生カントリークラブ」。 ……正直に白状します。本当の決め手は、当時のフロントの女性が非常に可愛かったからです(笑)。

当時の私にとって、ゴルフ会員権を買うなんて、まさに「清水の舞台から飛び降りる」ような大事件。普通なら何ヶ月も悩むはずなのに、なぜかあの時は「今しかない!」と、自分でも不思議なくらいスキッと決断できたのです。(これも絶対、フロントの女性のおかげです☺️)

とはいえ、ゴルフ場の会員になるのは簡単ではありません。 まずは書類を揃え、メンバーの紹介状が必要です。会員権を持っている知り合いなどほとんどいない中、会社の上司(前回とは別の方)が偶然メンバーだと知り、泣きついて紹介状をお願いしました。 その後は、ゴルフ場での支配人面接。定職に就いていて年会費が払えるかの確認とはいえ、あの独特の緊張感は今でも忘れられません。(フロントのお姉さんにもついにメンバーですね!と声を掛けられて嬉しかったのを覚えています)

こうして晴れてメンバーになった私には、もう「初心者」の言い訳は通用しなくなりました。 目標はただ一つ。「公式ハンディキャップ」の取得です。

100を安定して切れるようになってきた当時の私は、少しでも良い数字が欲しくて、毎ラウンド心臓をバクバクさせながらスコアを提出していました。 何度もコースに通い詰め(半分はフロントの女性に会いに😛)ようやくコースの特徴を掴んできた頃、なんと初の80台をマーク!(盆と正月とクリスマスが一度に来たような、完全なる奇跡でしたが💦) 意気揚々と5枚のスコアカードを提出し、公式ハンデが届く日を待ちわびていました☀️

数週間後、初めて届いたハンデは……『25』。 「……え、20じゃないの?」 正直、肩透かしを食った気分でした。今思えば、5枚の平均スコアが95前後の私には十分すぎるほど妥当な数字なのですが(笑)。

当時の私は、その『25』という数字の重みも知らず、**「こんなハンデなら、月例に出れば楽勝してやるわ!」**と、まだ見ぬ競技ゴルフを完全に舐め腐っていました。 そして、意気揚々と月例杯のエントリー用紙に名前を書き込んだのです。

エピソード2. 十数年ぶりの「選手」と、恐怖の黒ティー

迎えた、運命の月例杯デビュー。 競技ゴルフという未知の世界に足を踏み入れた「ど素人」の私を、強烈な洗礼が待ち受けていました。

朝、マスター室前でのマーカー指定。 キャディマスターが次々に参加者の名前を呼びます。次は自分の番だ……と息を呑んで待ち構えていると。

「次の方、てつ選手。マーカー指定を行いますので集まってください」

「セ、センシュ……!」

高校野球以来、実に十数年ぶりに呼ばれた「選手」という称号。 ただの「プレイヤー(客)」ではなく、「選手(競技者)」と呼ばれたその瞬間、私の自尊心は最高潮に達し、完全に浮き足立ってしまいました。

同伴者と挨拶を交わし、いざスタートホールのティーイングエリアへ! しかし、そこに立った瞬間、目の前の景色にサァーッと血の気が引きました。

運悪く、その日はAクラスとBクラスの混合月。 Bクラスの私までもが、一番後ろの**「黒ティー(フルバック)」から打たなければならないという、いわば『チートルール』の日**だったのです。

エピソード3. 自信の崩壊、そして「121」という現実

黒ティーから見る景色は、暴力的なまでの圧迫感でした。 「あ、あんなところまで飛ばさないといけないのか……?」

極度の緊張と恐怖。 私の放った記念すべき第1打は……無残な**「チョロ」**。 真夏の8月だというのに、静まり返るティーイングエリアに、ヒューっと冷たい秋風が吹いた気がしました……。

続くセカンドショット。 ここで刻めばいいものを、見栄を張って深いラフから4番アイアンを振り回し、またもや**「チョロ」**。 結局、スタートホールはいきなり「8」を叩き出してしまいます。

震える手でカップからボールを取り出しながら、「まだスタートホールだ! ハンデはまだ21個もあるじゃないか!」

そう自分に言い聞かせながら迎えた2ホール目の11番ホールは、まさかこんな所にティーイングエリアがあったことすら知らなかった**「209ヤードの谷越えのパー3」**👀

なんだここは!フラッグが霞んで見える……パー4の間違いじゃないのか? 震える手で握った4番アイアンは当然当たるわけがなく、ボールは無惨にも谷底へ。ガッカリしていると、同伴者が冷酷な一言を放ちます。

「暫定球お願いします」

「え!? ざ……ざ……暫定球?」 プロの試合でしか聞いたことがないフレーズに動揺するてつ💦 そうなんです! 競技ゴルフには「前進4打(プレ4)」なんていう優しい救済措置は無いんです‼️

きちんと暫定球宣言をする事を教えてもらいながら、震える手で二度目のティーアップ。そして放った球は無情にもチョロって手前の谷底へ……もう頭真っ白😨

「ざざざ……暫定球打ちます!」 クラブをユーティリティに持ち替え、半分裏返った声で暫定球宣言をして放った5打目も谷底💦

もうここまで来たら何をしているのか分からない。とにかく同伴者に悪いのと、前の白ティーでずっと待っている女性シングルプレイヤーの方の冷たい目線が、スタートホールで感じた秋風を「さらに冷たい真冬の吹雪」に変えていくのを感じました⛄️

さらにUTで打った7打目も見事なスライスで谷底へ……。 「あの、ギブアップってありますか?」 プライベートでは、ギブアップすればそのホールの規定打数の3倍(パー3なら9)で済ませてもらえるルールがありましたが、競技にそんな甘いものはありません!

焦ってキャディバッグの中身をひっくり返してクラブやボールを引っ張り出す……。ついにスプーンを引っ張り出してきて気づきました。 「も、もうボールが最後の1個だ……😨」

最後の1個のボールに願いを込めて放った第何打目?(11打目?)は、ようやくグリーン手前のコースにポトリ。 ようやく、本当にようやくこのホールのティーイングエリアから離れることができました。危うく夕方までこのホールにいるところでした💦

👇私のようにボールがなくなる恐怖を味わいたく無い方は安くて高品質のボールが手に入るこちらがオススメです


このホールのスコアは、驚愕の**「14」**。 そこからはもう、ゴルフではなく「山登り」のような走りまくりのバテバテ状態でした。

アテストで提出したスコアは、「121」。 白ティーとはいえベストスコア80台を出して自信満々だったプライドは、跡形もなく粉々に砕け散りました。(もらったばかりのハンデ25、ほぼ前半だけで使い切りました💦)

悔しかった。 でもその反面、「黒ティーからだから仕方ない」と無理やり開き直り、次の週末も欠かさず練習に通い続けました。 心のどこかで、初めて触れた**「競技ゴルフの非日常的な緊張感」**の虜になり始めていたのかもしれません。

その後、何度月例に挑戦しても、その年に競技で100を切ることは一度もできませんでした。 悔しくて、情けなくて、夜ベッドに入ってもあの黒ティーからの絶望的な景色が脳裏に焼き付いて離れない。眠れない日々が続きました。

「プライベートでは100が切れるのに、何故競技だと上手くいかないんだろう?」

経験のある方なら、痛いほどわかる悩みだと思います。 非日常空間の中で、いかに平静にゴルフをすることが難しいか。とにかく経験を積んでいくしかないと心に決めました。

しかし、この時の私はまだ知りませんでした。 このどん底の絶望が、**「3年でシングルプレイヤーになる」**という狂気のような努力のガソリンになることを……。

そして、私の入会を後押ししてくれた「可愛いフロントのお姉さん」はその後どうなったのか? そちらの進展もあるのか!?(笑)

次回、第3話!いよいよ後編に突入します! 「20年の呪い」を解いた男が、いかにしてシングルへの階段を駆け上がったのか。 その**「狂気の練習法」**がついに明かされます!

ABOUT ME
ゴルファーてつ
ゴルファーてつ
アマチュアゴルファー
福井県在住のサラリーマンゴルファーです。 かつては**ハンデ「4.7」**まで登り詰めたシングルプレイヤーでしたが、スイング改造に失敗し、早3年が経つ深いスランプに陥っています。 「このまま終わってたまるか!」と一念発起し、相棒のMacBook AirとAI軍師と共に再起を誓いました。再び70台を奪還するまでの泥臭い試行錯誤と、Mac代14万円を回収するプロセスをリアルに発信していきます。 私と一緒に、どん底から這い上がりましょう!
記事URLをコピーしました