スロープレーと言われないために
何気ない事の積み重ねがスロープレーに…
こんにちは!ゴルファーてつです!
『人には聞けないソコんところ』シリーズ第二弾☺スロープレーについて
ラウンドをした事がある方なら耳にしたことがあるフレーズだと思いますが、事ゴルフに関しては『スロープレー 』という言葉をよく耳にします。
プロの試合などでも時々警告を食らってペナルティを取られたり、走って次の地点に向かっている姿を見ることもあります。
これはゴルフ規則5.6にも書かれているルールで、違反すると最悪競技失格となるものになります。
それでなくとも普段のプライベートなラウンドでもスロープレーは後続の組全体の進行を遅らせてしまう事となってしまうため、特に初心者が集まったグループでは注意が必要です。
『自分は素振りも1回しかしないし、プレーは早い方だ!』と思っている方も要注意!
個人の実際のプレーのスピードと組全体のプレーのスピードはイコールではないんです…当然個人のプレーのスピードも大事なのですが、何気ないことの積み重ねが思わぬスロープレーにつながってしまう事があることを今回は説明したいと思います。
実はプレー以外の事に気を付けるともっとプレー時間に余裕が出るようになるんだよ♪☺
①ラウンド準備のポイント
まずは準備段階から、
いざラウンドとなると楽しみでなかなかこういう人は見かけないのですが💦スタート時間のギリギリにゴルフ場に到着して、慌ててバッグを積み込み、着替えて、パター練習もロクにできずにスタートを迎える。いざティーグラウンドに立つと『あれ?ティーが無い…どこだっけな?』と新品の袋を開けてゴソゴソ…さあ!打つぞ!と気合を入れるも『あれ手袋してない…』とまたバッグをゴソゴソ…としている間に前の組はグリーンに上がってしまう…
これでは焦ってしまって朝一のティーショットの成功率は下がってしまいます。
スタートから遅れてしまうと、その後のホールでプレーを速めて挽回する必要が出てきてしまい、せっかくの一日がとても忙しいものに…なんて事もありますよね
ゴルフ場へのチェックインは最低でも30分前には済ませるのがマナーです。
チェックイン後はロッカーに入り、着替え、ゴルフシューズに履き替え、軽いストレッチなどをしながら仲間との軽い談笑で盛り上がり、ドライビングレンジで軽く準備運動をしたらパター練習でその日のタッチを確認…と実はやる事が思いのほか多く、30分では少し忙しいかもしれませんね
こうやって、しっかり準備を整えてティーグラウンドに立つ事で一日のスタートが調子よくできそうですね☺
余談ですが、皆さんが着替えなど行っている間に、キャディマスター室ではバッグの運搬、バッグの名前確認、その方が何時何分スタートで何番カートにバッグを載せないといけないか?など確認をして皆さんがスタートす準備をしてくれています。あまり遅れてくるとスタート位置にカートが出せずに全体の準備の段取りも悪くなってしまうので、この点の含めて30分前にはチェックインするようにしましょう☺
良い一日のスタートは良い準備から☺
②次ショット地点への移動でのポイント
まだゴルフを始めて間もない方が見落とすのがこのポイントになります。
1回のロスタイムはそれほど長い時間ではないため、言われないと意識することが無いので当然かもしれませんが、実はその10秒程度の積み重ねが数ホールで大きな差になったりするんです。
まずは、人の立ち位置での注意事項
セカンド以降になるとコースにはボールが最大4つ転がっています。当然それぞれいろいろな場所にボールは行きます。そのひとつひとつに4人で付いていってAさんのショットが終わったら、また4人でBさんのボールまで行きBさんのショットを見届ける…
こんなことをしていてはプレーを早くしても組全体のプレースピードは遅くなってしまいますよね。ボールが見つからず困っている場合はみんなで探してあげればOKですが、ボールがそれぞれ見つかった後は、それぞれが自分のボールのところに行って残りの距離を測定したり次のショットのイメージをしたりして、グリーンが空いたら準備できた人から声を掛け合って次のショットを進めていきましょう。
上級者になると、ある程度自分の飛距離を把握しているので自分のボールが残り何ヤードくらいかな?というのをヤード木などで確かめてからその前後1番手のクラブを持ってボールに向かいます。距離が多少ズレていたり風向きが変わった場合でも対処できるようにクラブは2~3本持っていくようにしています。
続いてはカート周りでの注意事項
ラウンド中非常に便利な乗用カートですが、この使い方で時間をロスしているのをよく見かけます。
よくあるのはカートに乗る際にクラブを片付けてしまう。
4人のショットが終わって、カートに戻り次のショット地点へカートで移動。その前に…さっきのショットで使ったクラブを片付けようかな…え~っと7番アイアンはこっちで…念のため持ってきたUTはこっちで…と片づけを始めてしまう人もいますが、以外とこの時間が全体のプレーに及ぼす時間は大きいんです。後ろの組はすでに待っている状態で私たちが道具を片付けている時間もず~っと待っています。意外とこの数分のロスが1ホールで2~3回起きるとそれだけで3分~6分、それが9ホール重なると27分~54分‼楽に前の組と1ホールから2ホール空いてしまう計算になってしまうんです💦
こんな時はクラブを片付けるのを後回しにして、まずはカートに乗ってしまいましょう。
片付けるだけならいいけど、たまにクラブを洗って磨きだす人もいたりして…💦それは次のホールで前の組を待ってる時にやろうね💦
先に進んでしまえば後続の組はプレーを開始して、同じスピードでカートに乗って進んで来ます。その間に次のショットの地点で道具をしまって、次のショットに使うクラブを持っていけば出し入れの効率も良いし、全体の流れを止めること無くスムーズに回ることができます。☺
あと、なるべくなのですが残り100ヤードを切るようなショットの場合はグリーン周りのクラブ(AW、SW、PTなど)をあらかじめ持っていき、カートはそのホールの停止位置まですすめてしまうようにしましょう。
100ヤード以内になると使うクラブは限られてくるので、ミスってもカートに戻らなくていいようにPTまで持って頑張って歩こう☺
③グリーン周りでのポイント
グリーン周りでもいくつかポイントがあります。
グリーンに上がった際のクラブなどの置き位置
上の図のように、ボールはピンにベタピン!うれしくて持っていたクラブをグリーンに上がる手前で置いて喜んでボールをマーク!とやってしまいがちですが、ちょっと待った!
うれしい気持ちは分かりますが、持っていたクラブは次のホールの上がり口の方に置いておくのがポイントです。上記の例ではベタピンで1パットもしくはOK確実なのでいいですが、これが距離があるパットの場合、パットを沈めた後で再度道具を取りに戻り、その後次のホールへ向かって歩いていかなければならずグリーンを無駄に1往復することになります。
そこで焦ってグリーン上を走ってしまったりすると、せっかくのグリーンが傷ついてしまったりするので注意しましょう。
上級者になると、道具を置きに行っている間にグリーンの形状を確認していろんな角度からラインを見てしまうよ☺だから自分の番になったときに時間をかけなくてもよいパットができるんだ☺
スコアカードの記入はカートに乗ってから
めでたく全員がホールアウト☺それではスコアの発表!ライバルの彼にこのホールは勝ったのか!?楽しい瞬間ですな☺
でもこんな楽しい時間も要注意!このやり取りはグリーンを降りてカートに乗ってからにしましょう。
スコアの確認やスコアカードに記入している間も後ろの組は待ってくれています。ちょっとした事ですが、お互い気持ちよく回るために気を付けていきましょう☺
まとめ
今回はスロープレーを題材に記事を書かせてもらいました。
一般的にプレーのスピードを上げたり、走ったりして移動のスピードを上げる事と勘違いされることもありますが、意外とプレー以外でのポイントがあったと思います。
途中でも書きましたが、わずか1分の事でも18ホール分で18分、それが4人分となると72分となり意外と大きな時間のロスになってしまいます。怖いですね💦
そういう自分もまだ初心者の頃は分かっておらず、先輩方に教えてもらって長い時間をかけて理解することができました。
最近は仲の良い友達同士でラウンドデビューすることも多いと思います。口うるさい先輩と回って怒られて学ぶよりも、今回の記事を読んでいただいて参考にしてもらえばと思います☺
昔はゴルフしに来たのか?マラソンしに来たのか?わからなかった若かりし日のゴルファーてつですでした(遠い目…)
それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!👐