【連載:再起の記録①】20年間100が切れなかった男が、シングルになるまでの物語。〜レディースクラブと庭の缶詰〜
プロローグ:MacBookの画面に映る、かつての自分

今、私はMacBook Air M3の鮮やかなディスプレイに向き合いながら、このブログを書き始めています。💻
画面の向こうには、AIが解析した私の最新スイング動画。 「ベタ足」「前傾キープ」……。 かつての自分が見たら、魔法か何かだと思うような高度な理論を、私は今、当たり前のように血肉に変えようとしています。⛳️
元ハンデ4.7。クラブ競技の覇者。 今の私を知る人は、きっと私が最初から「才能のあるゴルファー」だったと思うかもしれません。
でも、真実は全く違います。 私は、**20年間もの間、100を切ることすらできなかった「万年初心者」**でした。
今、スランプや怪我に悩み、「自分には才能がない」と諦めかけているあなたへ。 この連載は、そんな私がどうやって暗闇を抜け出し、シングルの景色に辿り着いたのかを綴る、泥臭い這い上がりの記録です。
時計の針を、私の「ゴルフの原点」まで巻き戻してみようと思います。
エピソード1. 庭に埋めた缶詰と、「カラーン!」の快感

私のゴルフの原点は、昭和の少年たちが熱狂した伝説のゴルフ漫画『隼人18番勝負』でした。(ご存知の方は私と同年代!しかもかなりのマニアですね😆)
中学生だった私は、その面白さに魅了され、自宅の庭に空き缶を埋めてカップを作りました。もちろん、本物のクラブなんて持っていません。ソフトボールのバットを握りしめ、ゴルフボールを庭中に転がす日々。それが私のゴルフ人生の幕開けでした。
バットで打ったボールが、錆びた空き缶のカップに吸い込まれた時の、あの「カラーン!」という軽快な金属音。 あの瞬間の気持ち良さは、今でも鮮明に覚えています。まさかその音が、私の人生を狂わせる(?)長い旅の始まりの合図だったとは、知る由もありませんでしたが。
エピソード2. レディースクラブを握った、22歳の初陣

社会人になり、22歳。ついに本物のコースデビューの日がやってきます。
私が握りしめていたのは、友人から譲り受けた「FILA」のクラブセット。 ……ええ、レディース用です。
今思えば、小柄とはいえ筋力のある20代の男が振る代物ではありません。しかし、当時の私にはそんな知識すらなく、友人から言われた「セットで1万円!」という悪魔的な魅力に勝るものはありませんでした。
初ラウンドの舞台は「丹生カントリークラブ(現:ゴールド福井CC)」。 結果は、驚愕の
**「135」**。
今思うと顔から火が出るようなスコアですが、当時は「初めてにしてはやれた方だ」と本気で思っていました。(帰宅後、スコアカードを見た父には「パープレーの倍やな…」と鼻で笑われましたがw)😀
当時は1ラウンド3万円もした時代です。💰 年に1回か2回行ければ贅沢な方で、たまにコースに出れば130〜150を叩く日々。ゴルフというより、ただ山の中をレディースクラブ片手に走り回っているだけ。 正直、才能の欠片も感じられませんでした。
それでも、とにかく楽しかった。遠足の前日のように、前日の夜は眠れなかったのを覚えています。
エピソード3. バス釣りで知った「プロの壁」と挫折

その後、私は一度ゴルフから離れます。 ハマったのは、バス釣りでした。🐟
ハマると一直線の性格。本気でプロを目指し、船舶免許も取得して琵琶湖に通い詰めました。しかし、そこで私は「本物」を見ることになります。プロガイドたちの圧倒的な技術、知識、そして執念。 「この世界は、一生かかっても敵わない。」
自分の限界を悟り、夢を断念。ちょうどその頃、世間では石川遼くんや宮里藍ちゃんがゴルフ界を席巻していました。「また、ゴルフに戻ってみるか……」
30代で再開したゴルフ。しかし、スコアは相変わらず120前後を彷徨うばかり。 「自分には才能がない。でも、楽しければそれでいいじゃないか。」 そう自分に言い聞かせ、”エンジョイゴルファー”という居心地の良い隠れ蓑で、自分を誤魔化し続けていたのです。
エピソード4. 導き手との出会い、手に入れた最強の武器、そして20年目の「99」

そんな停滞した日々に、転機が訪れます。 仕事の環境が変わり、職場の「上司」とゴルフに行く機会が増えたのです。
その上司は、常に80台でラウンドする実力者。いわゆる「ゴルフバカ」な方でした。 月に1、2回、定例のように一緒にコースへ出るようになり、私のゴルフ人生は音を立てて動き始めます。
「てつ、ここはこの番手だ」「その構えはこうだ」 練習場でも熱心にスイングを見ていただき、我流で独りよがりだった私のゴルフに、初めて「正しい道筋」が示されました。導き手がいる。その安心感が、私の眠っていた感覚を呼び覚ましていきました。
そして、この上司との出会いがもたらした**「最大の変化点」。 それは、恥ずかしながら今まで全く知識がなかった「ギア(道具)の変更」**でした。
序盤でも触れた通り、私は22歳でコースデビューした時から、友人から1万円で買った「FILA」のレディース用クラブセットを、なんと10数年も愛用し続けていました。
当時の古いレディースクラブは、今と違って芯(スイートスポット)が異常に小さく、少しでも芯を外せば手がビリビリと痺れ、練習のたびに手の皮がズルズルに剥けるのが日常茶飯事でした。
そんな私のキャディバッグの中身を見て、ゴルフバカの上司は目を丸くして言い放ちました。 「てつ! お前、そんなクラブじゃ一生スコアなんて出ないぞ!!」
「ガーン!😨」 頭をハンマーで殴られたような衝撃でした。
え!? ゴルフって、腕(技術)じゃないの? 昭和の時代を生きた私は、少年時代の野球部で「道具のせいにするな! 全部自分の技術でカバーしろ!」と骨の髄まで教え込まれてきました。だからゴルフも、己の肉体と根性だけで上手くなるものだと固く信じて疑わなかったのです。
しかし、上司に連れられて行った生まれて初めてのゴルフショップ。 そこで私のゴルフ人生を激変させる**「最強の武器」**と出会います。
ギアにも精通していた上司が、数ある最新クラブの中から私のために選んでくれた一本。 それは、当時大ヒットしていた名器**「テーラーメイド BURNER PLUS(バーナープラス)」**でした。
「騙されたと思って、これで打ってみろ」
試打室でそのクラブを振った瞬間……私は自分の目を疑いました。 今まであんなに苦労して、手の皮を剥きながら5番アイアンで死に物狂いで打っていた150ヤードが、なんと7番アイアンで、しかも軽く振っただけでポーンと飛んでいくではありませんか!
芯の広さ、ボールの上がりやすさ、そして圧倒的な飛距離。 「弘法筆を選ばず」なんて言葉は、ゴルフにおいては全くの嘘でした。 今になって痛感しますが、ゴルフほど「ギア(道具)」が結果に直結するスポーツは他にありません。
我流のスイングを見直すのと同時に、自分に合った適切な道具を選ぶことの重要性。 この「正しい知識」と「最強の武器」を手にした私は、ここから10数年間の遅れを取り戻すかのように、飛躍的な成長を遂げていくことになります。
「私が救われた伝説の名器。今は中古で2〜3万円台で手に入るので、100切りを目指す仲間には本当におすすめです。まずはここから『道具の恩恵』を体感してください!」
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「もし予算に余裕があるなら、バーナーの進化系である最新の『Qi10』などがおすすめ。私の時よりさらにテクノロジーが進化しているので、正直ズルいくらい簡単だと思います(笑)」 👇 【楽天】最新のテーラーメイド『飛び系』アイアンを見る
予兆:102という手応え
ある日の会社コンペ。私は、自分でも驚くようなスコアを叩き出しました。 「102」
100切りまで、あとわずか「3打」。 ホールアウト後、周りの同僚たちから「てつさん、かなり上手くなったんじゃないですか!?」と声をかけられた時の高揚感。20年間、ずっと底辺を彷徨っていた男が、ついに「100切り予備軍」として認められた瞬間でした。
運命の瞬間:20年間の呪縛を解いた日
そして、その日は突然やってきました。
上司とのプライベートラウンド。 相変わらずの緊張感の中、私は必死に教えを守り、一打一打を噛み締めるようにプレーしました。 迎えた最終ホール。最後のパットを沈め、震える手でスコアカードに書き込んだ数字は、夢にまで見た二桁。
「99」
22歳でレディースクラブを握り、135を叩いてから、実に20年。 あまりにも長く、あまりにも遠い道のりでした。 プロのスコアから見れば、鼻で笑われるような平凡な数字かもしれません。でも、20年間「100の壁」という巨大な山に跳ね返され続けてきた私にとって、その「99」は、どんな宝石よりも輝いて見えました。
「俺でも、100を切れるんだ。」
自分より上手い人と回り、正しい環境に身を置くことで、人は変われる。 今までの「なあなあ」な気持ちでクラブを振っていた自分に別れを告げた瞬間でした。結果を出すには、それにふさわしい環境と努力が必要なのだと、私はこの時、骨身に染みて学んだのです。
この小さな成功体験が、私の心に眠っていた野心に火をつけました。 「もっと上へ。もっと広い世界へ。」
その想いに突き動かされるように、私は人生最大とも言える「清水の舞台」へと足を向けることになります。
そう、この時の私はまだ知らなかったのです。 その先に待っているのが、天国ではなく、 本当の地獄だということを——。
次回予告:第2話「てつ、ついにゴルフ会員権を買うらしい」
ついに20年の呪縛・100の壁を壊し、意気揚々と地元ゴルフクラブのメンバー入りを果たした私。
初めて手にした公式ハンディキャップ。初めて挑む月例杯。
「てつ選手、ティーイングエリアへ!」
名前を呼ばれた瞬間、心拍数はMAX。気分はすでにトップアマ気取り。しかし、そこで待ち受けていたのは、白ティーからは決して見えない<b>「競技ゴルフの魔物」でした。
「99」で喜んでいた男が、再び「120」の奈落へ。
私のプライドを粉々に打ち砕いた、地獄の競技デビュー戦を綴ります。
第2話は近日公開!✌️
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